2013年10月2日水曜日

日本の消費税増税はフランスでどのように報じられているか

今日、安倍政権が来年4月からの消費税増税を正式に決定しました。
フランスの有力紙、Le Mondeでも記事になっていました。

Le Monde "Au Japon, hausse de la taxe sur la consommation"
(日本、消費税を増税)

http://www.lemonde.fr/japon/article/2013/10/01/japon-le-premier-ministre-decide-une-hausse-de-la-taxe-sur-la-consommation_3487542_1492975.html#ens_id=1555928&xtor=RSS-3208

まず、アベノミクスによって日銀短観、特に大規模製造業の見通しが改善していること、IMFから増税は不可欠と見なされていることなどに触れ、増税による景気減速のリスクについても解説しています。
また、景気対策としての公共投資の内容を伝え、最後に安倍総理が表明した農業改革、欧米との貿易自由がまだ今後の実行課題として残っていると結んでいます。

短い記事ですが、日本の現状をよく知らない読者でも、消費税増税の議論を取り巻く背景が簡潔に分かりやすくまとまっています。

ちなみに、この記事では自民党が保守、右派と見なされています。まあ間違いないと思いますが。

僕は個人的には消費税増税に反対ですが、日本でもこのような大局的な視点に立った報道が増えることを願っています。




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